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  • 執筆者の写真naoki obino

開業前夜②

更新日:4月12日

つるまきさんを開店する前は目黒の治療室に勤務しながら、休日は訪問マッサージの仕事を開業していました。

といっても全くのゼロからのスタートだったので、まずはチラシやホームページの準備。


ちょうどコロナ禍の真っ只中で勤務していた治療室の仕事もあまりなく時間の余裕だけはあったんで、夜な夜なパソコンに向かい手作りしました。ココナラやランサーズみたいなサービスを使い、チラシのデザインを外注してラクスルで印刷する。ホームページはwixでテンプレートに写真をはめて、文章を打ち込む。電話は格安スマホを用意。

ネット環境さえあれば必要なものがそろい、誰でもが独立できる時代なんだぁと実感しました。


さて仕事も辞め、店舗探しが難航し半ば引きこもり生活をしていた僕を見かねた奥さんが訪問鍼灸マッサージのチラシを知り合いのお店に置いてもらおうと誘いだしてくれんたんです。

そのお店は中国食品店で、店主さんはインバウンド向けの民泊業を営んでいたけどコロナのあおりを受けそちらは廃業し、食品店を多摩センターで開いたばかり。

色々と話を聞いてみるとお店の内装などはほとんど自分たちで作ったし、エアコンや店内を仕切る壁などは補助金を使い購入したからあまりお金をかけずに開店できたとのこと。


自己資金と銀行からの借り入れで店舗開店を目指していた僕にとっては目から鱗が落ちる話でした。補助金を使うことができれば内装工事を必要とするテナントも視野に入れることができ、選べる幅がグッと広がると!


実は、お世話になっている美容室のアルスさんに開業の相談にのってもらいURのテナントをオススメ頂いたのですが、その物件はスケルトン(トイレや水道、エアコン、床、など全くないがらんどうの物件)だったので内装工事費などもかかり、できるだけ負担を少なく開業したい僕にとってはなかなか決断できない日々が続いていました。


しかし、内装工事にかかる費用のうち約三分の一程度が補助金でまかなえることが分かり、銀行からの借り入れを多くしなくても店舗を作ることができそうでした。


若い店主さんと話をしながらフツフツと再びやる気が沸き上がってくるのを感じ、予期せぬチャンスを引き寄せてくれた奥さんの運の強さに心の中で手を合わせました。

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