時間帯や曜日を変えながら、商店街の様子を観察していると「デイサービス麻の葉」の散歩ボランティアの募集チラシが目に止まりました。時間だけはたっぷりとあるし、もしここで開店するならば少しでも知り合いは増やしておく必要があるし、商店街で働いている人たちがどんな方々が知りたかったのもあり参加してみることに。
スタッフのみなさんには、鍼灸接骨院を開業に向け店舗探しをしていること、この商店街も候補地の一つとして考えていることを予め伝えました。
ボランティアの内容は、利用者のみなさんと１時間ほど散歩すること。もし天気などが悪ければ室内で工作などを一緒にすること。
人と接する仕事をしていたとはいえ、ほぼ引きこもり状態が３ヶ月続いていたので不安がないと言えば嘘になる感じでしたが、3月の心地よい空気とスタッフのみなさん、利用者のみなさんのにこやかな笑顔に、緊張していた僕の心もほぐれていくのに時間はかかりませんでした。
デイサービスの内容にも驚かされました。
出来立ての手作りの昼食がみなさんに提供され、なるべく歩行能力が落ちないように散歩に出掛け、曜日によって体操の日があったり、楽しい工作や歌の時間、足湯のサービス、その他にも利用者さんが楽しく一日を過ごせるようにたくさんのメニューが組まれています。
忙しい中でも笑顔を絶やさずに一人ひとりの利用者さんに向き合い、丁寧にケアをしている姿に感動し、こんなに優しい人たちが集まる場所なら安心だなぁと思いながら家路につきました。
何回かボランティアをするうちに「開業するなら私達行くからここで開院しなよ！」と麻の葉のみなさんが背中を後押ししてくれたことが、店舗契約に一歩前進に大きな力になったのです。
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